語り
2003年3月
2003年3月27日
ジャンプ17号購入。
やっと原稿もあがって感想を書く余裕ができました。ていうかいつもイベントあわせの原稿で切羽詰まってんじゃねえよマンダラ。
前号での猿野と虎鉄先輩の仲悪コンビにかなり大喜びのマンダラでしたが(またあのどつきあいやってほしいなあ)、今回は猿野の正念場ですね。
猿野もいろいろ考えたらしく、葵ちゃんのリズム打法を真似てますが、曲はなぜかひょっこりひょうたん島です。…私は野球体験がほとんどないんでよく判んないんですが、投球からスイングまでの時間は果たしてあの曲でタイミング合うのでしょうか…。ていうか耳澄ましても曲までは普通判んないと思うんだが(そして投球からスイングまでの間でリズム打法に気付いて耳澄ますような時間的余裕があるとも思えないんだが)どうなんですか信也先生。しかも速球だろ!!
実はそんなに速くないのか五光。謎多き球です、五光。
しかしリズム打法でも空振りフルスイングの猿野。またもやすっぽ抜けたバットが観衆(特に沢松)を襲う中、果敢にキャッチしようとする葵ちゃんと蛇神先輩。しかしキャプ翼風にふっとばされる葵ちゃんと蛇神先輩。葵ちゃん…!!
そんなギャグにつきあわなくていいから!!と涙しそうになりました。いや、ミスフルはこういう作風なんでしょうがないんですが、それでもあえて言いたいです。
ところで猿野の「よく言うだろ野球は9回裏3アウトからだってよ」には不覚にも爆笑してしまいました。やばいっすなんかもう大好きっすこういうギャグ。などとのたうち回っている間にまたシリアス展開へと戻り、やっと五光にバットを当てることができました。やったね猿野!!
でも牛尾先輩は複雑な表情だ!!…やっぱ、自分が三振した球をぽっと出の1年生に攻略されるのが悔しいのでしょうか牛尾様。まさかそんないじましい根性は持っていないと思いたいですが。思いたいですが!!
それにしても、猿野の「野球始めてまだ2か月だ!!」を聞いて楽しくなってしまったらしい屑桐が、微妙な微笑みを浮かべてます。なんか字にすると変だな、「微妙な微笑み」。「頭痛が痛い」と同様のおかしさ。菖蒲監督を笑えない、乱れた日本語ですな。トホホ。
そしてついに球を捕らえたらしき猿野のスイング。華武のみなさんの驚愕ぶりと、十二支のみなさんの喜びぶりで、一応打ったことは予想できます。…でも、凪ちゃんの表情などから推察するに、ヒットやホームランではなさそうな気がします。あれかな、バットが折れちゃってファールとかそういうオチ?来週に乞う御期待。
ところで冒頭のギャグで、獅子川先輩に勝手に心の声を捏造される葵ちゃんと「ジャロに訴えようよ」と怒る比乃にフルフル首を振る葵ちゃんが可愛いです。可愛いのですが、最近可愛さを全面にアピールしすぎて少々食傷気味ですよ信也先生。葵ちゃんはそこにたたずんでるだけで可愛いんですよ。控え目に笑ったり画面のすみっこにちょこんとしてたり(でかいのに!!)するのがたまらんのですよ。あんまり可愛さを強調しないで良いのですよ、と直訴したい気持ちでいっぱいです。ところで比乃、ジャロは日本広告審査機構だ。パクリを訴えたいなら著作権保護団体とかそこらへんに相談しろ。打法で著作権を主張できるかどうか判らんが。
2003年3月11日
ジャンプ15号購入。
今週の感想の前に、先週のミスフル感想を少し。最近原稿原稿で、なかなかサイト更新する気力がなくていかんです(泣)。
とりあえず、犬飼と御柳の間に一体どんな確執があってこんなに憎み合ってるのかが気になって仕方ない今日この頃。
「テメエのその球もアイツの思い出も全部 全部!! オレのバットで粉砕してやんよ!!」
…全部。
全部ときた。ちょっとどうなんですかこの台詞。一体何が憎くてそこまで言っちゃうんですかこのヒト。しかも粉砕するバットが繰り出す技は「ターニングダイス」。
ダイス!!回るサイコロ!!なんだよそりゃ、当たるかどうか判んないのかよ!!という三村チックなツッコミも最早虚しく感じるネーミングです。しかもばっちり当たっちゃいました。「ハッハ
チョれーぞ」まで言われてます。楽しそうだな、御柳…。ベンチに戻って極悪顔で「4番ってのはただ点取るだけじゃねえ… 全てを打ち砕くのが仕事っすからね」とはどっかで聞いたような台詞です。ああ監督が合宿で同じような台詞を言ってました、そうだそうだ。
その監督が、御柳に打たれてからガタガタになった犬飼を怒鳴りつける訳ですが、やっぱこの辺で一度締めとかないと監督としての威厳がヤバイということで頑張ったんでしょうかね…。どーでもいいですけど監督、選手に対して「お前達は駒だ」とか言うにも関わらず、その駒の管理を怠ってるようにしか見えないアナタも指導者として問題があるように思えます。駒として人を見るんなら、感情的なところも含めて徹底的に管理しなきゃまずいだろ。それともあえてここまで追い込んで、結果を明白にしてから叱ったのだろうか。奥が深い。
ところでこの後の猿野の活躍を見たA氏の発言「コイツ、首にした方がいいんじゃないのか…」。当然果たすべき役割を果たしただけでみんなから褒められているというところが気に入らなかったらしいです。「昔はどーしよーもない守備力だったのがこんなに上達したってことで褒められてるんだよ」と反論しても「その程度で褒められるんならいいよなー」…何かイヤなことでもあったのかA氏…。
まあそんな14号の感想でしたが今回は更にすごい対決が。屑桐vs牛尾の因縁対決です。ていうかここも一体どういう確執があってこんなに憎み合ってるのか謎なのですが。とりあえず今回は「貧乏vs金持ち」というひっじょーにわっかりやすい構図になってしまってるのが悔やまれます。そんなベタな展開で来るとは思わなかったよ鈴木先生!!
ていうかこんな構図にしちゃうと、ここで牛尾先輩が勝っちゃった場合に我々庶民の希望がなくなるじゃないか…。金持ちの英才教育と貧乏人の血のにじむような努力とで比較した時、貧乏人が勝ってくれなきゃ救いがないでしょ。どうするんだこの後。今回はとりあえず屑桐の勝利としても、次の対決では牛尾先輩が勝っちゃうのか!?
ジャンプ的にそれでいいのか!?
とりあえず、今回で判ったポイントをおさらいしてみたいと思います。
- 屑桐はやはり貧乏育ち
- 屑桐の折り紙は弟妹に買ってあげられない玩具の代わりに作っていて上手くなったらしい
- 屑桐には年の離れた弟妹が最低4人いるらしい
- 牛尾先輩の家のコックはジャムおじさん
- 屑桐は中学時代大怪我をしたことがあるらしい
- 屑桐は高校1年くらいの時には髪が短かった(というか子津ッチュの髪型と酷似)
- しかも片目は隠していた(中学時代の怪我が治ってなかった?)
- 屑桐も牛尾先輩と並ぶカリスマ
- 屑桐はやたらと牛尾先輩が十二支に行ったことがひっかかってるらしい
- 貧乏育ちの屑桐と牛尾財閥のご子息が同じ中学に通っていた謎はいつか明かされるのだろうか
- もしかして屑桐の顔のファイヤーパターンは中学時代に負った傷の跡を隠す為のものか
- 更にその事件牛尾先輩の手の屑桐サーチ傷も関係しているのだろうか
- 猿野は鹿眼先輩のほっぺ好き
なんかいくつか疑問点まで混じってますがこんなところかと。
しかし埼玉2強の片方だけでこんなに濃い展開にしちゃって大丈夫なのか…。もう片方の強豪校にも十二支メンバーの因縁の相手がいたりするのかなあ…。葵ちゃんがあんなに内向的になるに至った原因の人物とかいたりしたらどうしよう。どうするよ。そしてこんなに強さを強調されてる屑桐でさえ甲子園での優勝は果たしていないという事実を考えると、最近の高校野球はどうも大変なことになってるようですね。下手したらプロですら勝てないチームとかがありそうです。どうなっちゃうんだろミスフル…。先行き不安になってきました(泣)。
2003年3月1日
ジャンプ13号を購入してから感想書くまでに4日かかってしまいました。最近体力も気力もなくてヘナヘナです。
しかしミスフルのキャラのみなさんは元気いっぱいですな。善哉善哉。
今回はしょっぱなから屑桐さん大活躍ですね。あの蛇神先輩をあっさりと打ち取ってしかも無表情。
なんなんだアンタ!!中学時代のあの激情家ぶりからこの無表情ぶりの間に一体何があったんだ(牛尾先輩と会話してる時を除く)。まあ多感な時期ですけどね、中学~高校のあたりは。何か思うところがあったのでしょう。それはともかく、久々に五光を受けて大喜びの桜花さんの「せっかくの獲物が逃げてしまうけぇの~」という台詞の意図が謎です。野球での対戦相手が獲物ってどういう意味だ。華武のみなさんはプライド高そうだし、楽勝で勝てる相手と対戦して喜ぶタイプでもないと思ってたのだけどそうでもないのだろうか。相手の実力に関係なく、とにかく完勝できれば楽しいのかしら。そしてあんまりやっつけすぎると相手が二度と練習試合を申し込んで来なくなるからつまらないってことなのかしら。口ではいろいろ言いながらも、本当は弱小野球部をメタクソにやっつけるのが趣味なのかしら。ちょっとしたサディストね。なかなかイイ感じよ?(このあたりはオカマバーのママさん風の音声を耳に浮かべて読んで下さい)
しかし相変わらず蛇神先輩の六道眼は微妙ですね。球の回転の仕方まで見切っておきながら打てないというのはどういうことでしょうか。見れても身体がついていかないってことなのかな…。ひとつだけ言えるのは、「自在に時を刻む」というキャッチコピー(by虎鉄)は嘘らしいということでしょうか。少なくとも、蛇神様と言えども弾丸はよけられないらしいことははっきりしましたが(人間として当然だが蛇神様ならもしやと思っていた)。
そして相手変わらずやけに敵に詳しい牛尾先輩。屑桐さんの五光だけでなく、野球の知識を次々と披露して下さるお姿を見て、例えプロ野球選手になれなかったとしても野球解説で食っていけそうだと思ったのは私だけでしょうか。ていうか牛尾財閥の御曹司なので何もしなくても食っていけるだろというツッコミはなしの方向で御願いします。
さて、そんな牛尾先輩による解説を五光解説を最後に十二支の攻撃は終了し(全員打ち取られる前に解説しといてやれよ…と思ったが解説されたところでどうにもならないねあんな球)、守備の開始前に猿野の叱咤激励が入ります。何故か全員正座して猿野のヨタ話を聞かされています。葵ちゃんの座り方がまた愛らしく、デカイ身体でちょこんとしている様(多分手は膝の上で揃えている)がなんともたまりません。正座する葵ちゃんの後ろ姿のおかげで、仕事のせいでここ数日間に眉間に刻まれてしまった縦皺が消えてくれました。美容にいいね、葵ちゃん。そんな自分が怖いです。
しかし次のコマで猿野の叫びにビクッとするのはちょっとやりすぎな気も。こういう葵ちゃんはもちろん大好きなのですが、ここまでサービスしてくれなくていいですと信也先生に直訴したくなりました。可愛いんだけどさ…そして私が萌えてる葵ちゃん像そのままなんだけどさ…。こんなにあからさまにされるとちょっと…。
とかなんとかもにょもにょと腹の中で呟いているうちに御柳vs犬飼の因縁対決。なんかどっちもカッコイイですよこれは。ウインドミルを投げる犬飼はマジでカッコ良かったです。カッコイイんですが、イキナリそんな球投げられちゃ普通は捕れませんよ犬飼さん。犬飼のことをよく知っている辰羅川が相手だからこその技ですな。そして久々に牛尾先輩の驚愕顔を拝見できて眼福です。
それにしても犬飼、キレるあまり辰っつぁんにまで噛みつく有り様。「それ以上奴との戦いに口を挟んだらその時はいくらお前でも…」と凄みますが、続きが気になるお言葉です。「殴るぞ」なのか「許さねえ」なのか。「許さねえ」だった場合、具体的にどうするつもりなんだ犬飼。バッテリー解消ってことか?しかし冷静に考えて辰羅川以外に犬飼の球を受けれるキャッチャーなんかいないんだし、バッテリー解消して困るのはむしろ犬飼の方なんじゃ…イヤまあ、そういうことを冷静に考えられるようなら犬飼もあんなワガママな性格になってない気がしますが。
そして犬飼の渾身の球を軽々とヒットする御柳。しかしわざとなのか、全部ファール。終いには「あいつの球で来いよ」と中指立てて挑発です。いやーカッコイイ。カッコイイです御柳くん。泥棒シャツ愛用者ということを忘れさせる程のカッコ良さです。ごめん御柳、私は君のことを単なるバカだと思っていたよ…。犬飼と御柳の試合前の会話を見て「そんなにバカではないのかな」とは思ったけど、少し見方を改めるよ。ということで次の本での御柳はちょっと賢めに描き直してみたりしているマンダラです。
そして指の限界を無視してあの球を投げる犬飼ですが、指だけでなくいろんな意味で限界を迎えているらしく、奴もまた子津ッチュ同様何やら幻覚を見ています。こりゃ確かにバッテリーBとチェンジすべきですな監督。しかし子津ッチュといい猿野といい辰っつぁんといい、限界が来ると幻覚見るのか十二支の連中は…。ていうかここまでやらせないでさっさと交代させるべきじゃないのかここは。こんな練習試合でレギュラー投手の指痛めたら大変じゃないのか…。それはともかく、コドモ犬飼もコドモ御柳もコドモ辰羅川もみんな可愛いですな。しかし子供時代から感じの悪い奴だったんだな御柳…。お前絶対友達少ないだろ。犬飼も友達少ないけどタメはれそうです。
さて来週、今回の御柳vs犬飼の決着はつくのでしょうか。とりあえずここは御柳の勝ちってことになりそうな予感ですが、大会などで結果を覆したりできるのでしょうか。
頑張れ犬飼!!応援してるぜ!!