語り
2003年5月
2003年5月28日
ジャンプ26号購入。
前号での終わり方からどうつなげるのかなと思っていたのですが、こんなつなげ方とは思わなかったので脳天に踵落としを食らった気分の始まりでした。私もまだまだ想像力が足りないようです、というか油断してました(何にだ)。
何も大会直前に抜けることないだろー!!士気下がるなあ、感じ悪いよ猿野!!と言いたい気持ちもありますが、ここまで凪さん一途だと、むしろ可愛いです微笑ましいです猿野。友人のK嬢は「初めて猿野をヘタレと思った」と気落ちしていて気の毒でしたが、私はむしろ可愛いと思いました。そしてみんなの驚き顔が、猿野との距離感と性格をよく表していてすごいと思いました。しかしこうして見ると、なんだか葵ちゃんて表情乏しいよな……目が隠れてるせいなんだろうけど。などと呟きつつ読み進むと、監督の小汚い机上が明らかになってて、今更ながらに「一体この人は野球部顧問以外に何をやってる人なのだろうか」と疑問が沸きます。もしこれで、
そんなつまんない話はイヤー!!それとも1年生の牛尾先輩から監督として就任してほしいと依頼を受けて、慌てて教職免許取る準備を始めたとかでしょうか。……イヤ多分そんな細かいこと考えてねえだろうな、信也先生も……。
とりあえず、去っていく猿野を全然マッタク引き止めない監督にちょっとトキメキました。多分説得なんかまるっきりしてねーよこの人。ちょっとでもやる気がなくなったらついて来れないであろうことを考えての対処なのでしょうが、大人すぎてどうしようかと。「恐怖が伝染した味方は敵に勝ります」というセルピコさん(ベルセルクのキャラです)のお言葉通り、やる気のないメンバーはチームにとって最大の障害となることを考えての対処なのかもしれません。ブラーボ!!
ブラーボ監督!!
そして去る者を追わない監督に反して、ストレートに「辞めないでよう」と訴える比乃。なんなんだよお前一体いくつだよ、というツッコミは置いとくとして、可愛さと裏腹な腹黒さをアピールすることにより「ませガキ」という栄誉なき称号をこのほど猿野様より与えられました。皆様拍手をお願いします。……そうだよね、高校生男子というよりむしろませた小学生という感じだね比乃っち。そして我らが葵ちゃんは相変わらずイイ子です、多分マイベストナンバーを詰め込んでいるのであろうMDを贈っちゃったりなんかしてもうすっかりお見送りモードです。……イヤそうじゃないだろ、ちょっとは引き止めろよ!!
頬染めてうなずいてる場合じゃないだろ、君の相方は泣きながら引き止めてるってのに!!しかもイヤホンつけっぱなしだし。背中にイタチを張り付かせたまま廊下走ってるし。ていうかやっぱこのイタチは今後葵ちゃんのオプションになるんですか、勘弁して下さいホントに。「えびえび」という擬音はカナリ気に入りましたがそれにしても許しがたし。なんていうか、「エクセル・サーガ」におけるメンチに対する怒りと同様の怒りを抱きますよ。デザイン的には可愛いんだけど作者の姑息な下心があからさますぎてとってもイヤ、というような感じです。判るよね、ララァなら判ってくれるよね!?
一方、ロッカールームで猿野について話している先輩達の中、「君は野球を愛してはくれなかったのかい…」とまことにもって寂しそうな御門様がなんとも言えません。猿野が辞めること自体よりも、自分の愛する野球を猿野に否定されたということの方が残念なように見受けられます御門様!!
ホントに野球ラブなんですな御門様。もうちょっと仲間の方にも愛情を持ってやって下さい。
比乃に引き続いてストレートに引き止める子津ッチュも猿野の真意を聞きだすことができないまま、別の意味でストレートに引き止める獅子川&虎鉄コンビ。ていうかいつのまに師弟になってんだこの二人。十二支野球部の3バカトリオとしてやっていくつもりだったのでしょうか。
そして猿野を校門で待ち構える犬飼と辰っつぁんですが、犬飼はあの一言を言うためだけにずっと校門で待ってたんですかね。……く、暗い奴……。しかもたたみかけるように「話は聞き及んでおります」とか言っちゃう辰っつぁんですが、聞き及ぶも何もみんなの目の前で挨拶したじゃん!!
一体何を聞き及んだというのか。そのあたりを詳しくお聞きしたいですよこっちは。などと憤然としたところで、想い出に浸りつつ家路を辿る猿野を待ってる凪さんに和みました。やっぱ可愛いなあ凪さん。いいよいいよ、私が甲子園に連れてってやるよ!!
と自分が十二支野球部に入部したくなるような可愛さです。
そんな猿野の一大事の裏で、十二支校に侵入して寝こけるという謎の行動をとる凪さんブラザー(いろんな意味でイヤな言い方)。きっとこの方が猿野を野球部に連れ戻して下さるに違いないという希望を持たせた引きで今回は終了ですか、さてどうなる次号。
次は巻頭フルカラーだー、やったー!!!!キャラ投票がきっとありますよね。てことはきっと華武校キャラのカラーリングも判りますよね、いやーよかったよかった(同人的発想)。とりあえず次号がすっげえ楽しみです。
2003年5月22日
ジャンプ25号購入。
とりあえず今回はマジでビビリました。
「長い間ご愛読ありがとうございました」って、もうホントマジでやめて下さいこういうネタ。実は結構早い段階でネットでこの扉を見かけていたのですけども、「いつものことだしネタだろうな」と思っても、心のどこかで「いや、ジャンプなら有り得る……」という恐怖感で夜も眠れないほどドキドキでした。そんな自分のアホさ加減が先行き不安です。ていうか、こういうネタを本気にしかねない危うさがあるんだからやめてほしいよマッタク。なんていうかな、クラスのお調子者が自虐ネタで回りを笑かそうとしてすべってる時みたいな気まずさを感じるよ。「お前、それシャレになってねぇよ……」とうつむいてしまいます。
それはまあともかくとして、前回に引き続き、凪さんのデート相手の謎に迫るお話です。
前半の猿野のオタつき具合はいつものこととして、凪さんのデート相手はどうやら5/13感想での予想1と2の複合技のようですね。「埼玉二強の残る1校で強打者として活躍中の凪さんのお兄さん」ではないかと思われます。ていうか、「あ、私の兄です」とかなんとか紹介くらいしろよ凪さん!!!!
しかしこの予想が当たってるとすると、沢松のダメ報道部員ぶりがよくうかがえるエピソードになってしまいますね。報道部の部長があれだけ野球部に肩入れして取材しているというのに、十二支野球部のライバルである埼玉二強(恐らく地元ではかなり有名なはず)のメンバー情報を全く知らないということになるからです。調査不足もいいとこだろ。梅さんにしたって、「今年入った野球部マネージャーの中に、埼玉二強の片方で活躍してる鳥居くんの妹がいる!!」とかなんとか騒いだって良さそうなもんだよな。実はマンダラの通っていた高校は、昔から野球が強くて甲子園に出場したことも何度かある学校なのですが、地元ではかなりの有名校でした(……野球でのネームバリューしかないのが哀しいとこですが)。なので、県最強クラスであれば、地元では相当有名だろうと思うのですよ。甲子園の出場頻度も高いだろうし。そこらへんはどうするつもりなんだろうか信也先生。ブッチですか?「そんなこと気にしてるようじゃジャンプで連載なんか描けねえよ」と言わんばかりにシカトですか!?
大人の対処法見せつけちゃいますか!?……という訳で、来週がとても興味深いです。
それにしても凪さんのお兄ちゃん(もう決めつけてるらしい)可愛いなあ。のらくらした雰囲気がイイ感じ。個人的には、ひまわりチックなヘアスタイルよりも口元のホクロが気になります。これがある人は一生食うには困らないって言いますよね、よかったねお兄ちゃん!!
ちなみにマンダラも似たような位置にホクロがあるので、彼には一生食うに困らないでいてくれないと困ります。私はこのホクロだけを頼りに自分の強運を信じてやまないので、彼が食うに困ると私の強運伝説にケチがついてしまうからです。とんだ言いがかりでお兄ちゃんもいい迷惑ですが。そしてどうでもいい話ですが、マンダラの知りあいに、お兄ちゃんのようにのらくらした口調で服の着こなしもよく似たそこそこイケメンな男性がいるのですが、彼は「オレ、なんでかモーホーの人に好かれるんだよね~~」と語っていました。そうだね、その中途半端なはだけ具合とかがその道の人々にはたまらないんじゃないですかね。……お兄ちゃんの身が心配です。
とりあえず今回は敗北宣言な猿野ですが、来週には浮上できるのでしょうか。頑張れ猿野!!マネージャーとして野球部に潜り込んだ日の、「気になる人はいますよ」と語る凪さんを思い出せ!!
どうでもいいですが、何かが終わりを告げちゃった(何かってそりゃ終わったのは片思いだろ)猿野の回想というか彼方への逃避行の中で、野球部を去っていく猿野を見送る葵ちゃんがいい具合に印刷潰れてて、目と鼻と口から血を流しているように見えてすげえホラーです。もう頭の上のイタチなんかじゃ中和できないくらいの怖さです。……イイ仕事してくれてるじゃねえかよ、共同印刷株式会社!!(憤)
2003年5月13日
ジャンプ24号購入。
前号のミスフルもやたらとすごかったですが感想を書く時間がなく、無為の日々を送っておりましたが今回もなんだかすごいっすね信也先生!!
とりあえず前号は、彼岸に渡った蛇神先輩に「どこ行っちゃうんですかセンパーイ!!」と悲鳴をあげたり半ズボン体操着の犬飼がまるで万年半袖半ズボンの小学生みたいで大爆笑だったり(しかも異様に勉強ができないタイプ)、まさにファンタスティック!いつもながら信也先生は私の胸を躍らせてくださる(by
辰羅川)。
そして子津ッチュの特訓成果の披露から始まる今週ですが、梅さんのモノローグによると何やら監督について一つの仮説がある模様。
なんでしょうね、監督は実は村中選手と同期生で十二支黄金時代のピッチャーで燕が決め球でだけど中途半端な習得だった為にボコボコに打たれて降板したという苦い過去がある、みたいな話なんでしょうか(そんな安直な)。どうでもいいけど梅さん、子津ッチュのせっかくの秘密の特訓をスッパ抜くのはいいですが、そんなに早々と秘密兵器を一般公開しちゃっていいんですか十二支的に。下手に情報公開したら、他校に漏れて対策打たれかねないですよ。アンタ十二支野球部を苦境に陥れたいんですか…ああ牛尾先輩の悔しがる顔を撮りたいんでしたっけ、そーかそれなら仕方ないな。マンダラ的にはNGですが。
それにしても子津ッチュはどこまでいっても不幸な苦労人ですね。校舎裏でたった一人練習に励んでるだけでも相当不幸っぽいのに、最終帰宅者になっちゃって(不幸っぽさ2割増し)、更になぜか夜まで学校をうろついてるお不良様にからまれて(夜まで不良が学校にいるということとその不良がなぜか校舎裏にいることとしかもその不良にぶつかってしまうことが重なるなんて、かなり天文学的な確率と言える)、揚げ句に財布まで落として、なんだかもうまさに「選ばれし不幸の申し子」という称号を捧げたくなる程の不幸っぷりです。
そしてそんな子津ッチュの救世主となるのか、黒豹一銭。またか!!また新キャラか!!!!
という魂の悲鳴は置いといて、これまた個性的なファッションの人が登場ですね。どうでもいいけどこの人も背高いね、十二支校って背が高い人多いな…。しかしホントにこいつ高校生なのか!?
ていうか高校生で喫煙ってどうなんだジャンプ的に。煙草に火をつけようとしたところで「少年誌だからダメ!!」という理由で水ぶっ掛けられてた成人たわば先輩の立場はどうなるんだ(「究極超人あ~る」1巻を参照のこと)……あれはサンデーか。なんて話はさておき、一銭さんてば人の名前を聞いといて自分は名乗らないわ初対面の人間が打ち込んでることに対して「くだらん」とか言っちゃうしガマグチ鞄なんか持ってるし、人としてどうなんだと言いたくなる御方です。最後のは別にいいか、どうでも。「わいが この世で信じとんのはな… 銭しかあらへんよ」と疲れた眼をして語っちゃったりするあたり、何か相当辛いことでもあったんだろーなーと想像するに難くありませんね。「あんなこと言ってる人がいますけどどうですか?」と屑桐無涯に突撃インタビューしてみたい気持ちでいっぱいです。同じ貧乏人としてどうなんでしょうね。しかも屑桐さんが必死になってやってる部活を「一銭の得にもならん」くらいに言われてますよ、どうですか。
しかし汚い大人の意見で言わせていただきますが、一銭さんは若いせいかまだまだ目先のことしか考えられないようで、そんなことじゃ金持ちになれねーぞと言って差し上げたいですね。いいですか、高校の全国大会で目立つ活躍ができるようなレベルであれば、プロになれる可能性もあるんですよ。実力があれば年奉1億も夢じゃないんです。今はね、なんでもそこそここなせる程度じゃ対した稼ぎができないんですよ。本気で金稼ぎしたいんなら、専門色の強い分野で一つのことを極めるのが手堅いです。極めるだけじゃなくて、臨機応変に新しいものに対応していくように目鼻をきかせないといかんですけども。そして対人関係も重要です、なんでも金を介在させてるようじゃ良いコネは作れませんよ。コネをバカにしちゃいかんです、思わぬところから助けられたりするものなんです。……なんか自分の汚い面を真っ正面から見てしまった気がしました、今……。
まあ金に関してはどうでも良いですが、今後この一銭さんは十二支のバッテリーCのキャッチャーとなる方なのでしょうか。とりあえず、こんなにも人の言うこと聞かなそうな奴を部員にしたら、喫煙がバレて一発で大会出場停止になりそうなのですが大丈夫なのでしょうか。ていうかまだ部員になるって決まってねえ。
しかし今回のラスト、若い男と楽しそうに歩く凪さんですが、どういうオチなんでしょうかコレ。顔見て「白春のにーちゃんか!?」とか思いました。眼と眉がそっくりですよ。とりあえず、ベタなオチとしては
- 凪ちゃんの兄上。
- 幼なじみの近所の男の子。埼玉二強の片方の学校でバッターやってる。凪ちゃんに密かな恋心を抱いている。
- ついさっき道端で知りあった。でもちょっとイイ感じな二人。
さあどれだ!!(どれでもないに500円)
どーでもいいですが、強打者主人公の野球漫画がミスフルの次に配置されてたのがすっごい感じ悪いですよ編集部。なんだよ、喧嘩売ってんのか編集部!!
天国ミニフィギュアもなんだか微妙だし!!(号泣)