語り
2003年7月
2003年7月9日
ジャンプ34号購入。
いよいよ公式試合1戦目、武軍装戦との試合です。……と思いきやイキナリいちご100%みたいな始まり方していてびっくりしました。あの細いペンタッチでやたら細かく描き込まれた下着のしわはまさにいちごな感じですがわざとですか?
とかなり出ばなをくじかれたところで梅さんが深刻な発言を。「これから一度でも試合に負ければ3年生には引退が待っているんですもの…」そうか、牛尾先輩たちにとっては最後の夏なんだな……なんか切ないな……。そしてまた葵ちゃんが判りやすい可愛らしさを振りまいていてそれがまた切ないな……。公式試合なんだからせめて音楽聞くのはよそうぜ葵ちゃん……。どうでもいいですけど辰っつぁんが最近やたらと美しくなってきていて「何かあったのか!?」とビビっています。今回、ベンチに座ってる辰っつぁんがまるで女の子のようで思わず目をこすって見直してしまいました。辰っつぁんったら最近髪の毛伸びてますけどそのせいですかね。そして御門様は相変わらずお美しく凛々しくていらっしゃる。御門様をこんなに美しく健やかに育てあげたニルギリに礼を申し述べたいと常々思っていますが他にもそう思ってらっしゃる方はいらっしゃらないものでしょうか。
なんてことにいろいろ思いを馳せていたところ、牛尾先輩が「あんなすごい奴らがいて十二支が弱かったのはなぜか!?」という往年の謎についに言及されました。まあとりあえず全国3億人のミスフルファンが予想していた通り、公式戦では3年生のみが慣例的に出場していてしかも多分牛尾先輩たちの上の代はことごとくヘタレだったと、そういう訳のようです。見て下さい鹿目先輩のこのいじけ顔。本気で悔しかったんでしょうね、試合に出れない上に勝てないのが。自分に投げさせてさえくれれば……!!
そう思い続けていたのでしょう。そのせいで性格まで悪くなっちゃって、気の毒に。大丈夫だよ鹿目先輩、留年すりゃあもう1年野球できるって。ところで牛尾先輩のクリスチャンとしての姿勢はなかなか感心ではありますが、チーム内にあからさまに異教徒な人がいるんですから「神に感謝しよう」などと言ってしまうのはちょっとどうかと。やっぱ御門様は実は蛇神先輩がお嫌いなのでしょうか。実は牛尾先輩日記での御門様は、蛇神先輩のことが嫌いとまではいかなくても相当ソリが合わず苛立ち気味という感じにしているのですが、原作の方でもそんな御門様だったりするのでしょうか。いや流石にそれはないですな、失礼致しました。
それはさておき、両チームのオーダーが発表されて武軍装戦のメンバーが明らかになった訳なのですが、いやいやこちらのみなさんも華武に負けない悪人顔でいらっしゃる。顔に傷跡がある人がやけに多いし。しかしこないだ十二支に絡んできた人、武蔵さんとおっしゃるんですか、とあえずすっげえ怖いですよその笑顔。子供が泣くよ。ていうか私も泣きそうだよ。もうなんていうか存在自体が守備妨害だよ、こんな人が自分の守備してる累につっこんできたらとりあえず逃げるって。存在自体が守備妨害な人は武蔵さんだけじゃないですけども。超長身ピッチャーの大和さんも十分怖いですしね。
しかしそんな怖い人々にひるんではいられない十二支、羊谷脳フル回転で編み出されたらしき「ダブルチャンス打線」で攻撃に臨みます。どうでもいいけど「まあ見てろや」と不敵に笑う監督、超カッコイイです。惚れる。そしてどこ見てんだか判らない開眼蛇神様にも惚れそうです。しかももう野球部内では「蛇神様」と呼ばれてしまっているんですね、ステキです。
さて一方、最早やりすぎな兄御田高校野球部に対しても研究を怠らない華武の皆様。今日はまた一段と屑桐さんに可哀想感が漂ってます。一生懸命観戦してるのに、回りではウヒャヒャとか笑ってたりクソ暑いのに回りの迷惑も顧みず長袖でホットな飲み物飲んでたり、揚げ句の果てには一年坊の分際で「先帰ってもいーっすよね~?」まで言いだす奴がいたりと気苦労が絶えないことと思われます。頑張れ屑桐、真面目に生きてればいいこともあるよ。多分。ちなみに「あちー」とぱたぱたやってる御柳は無駄に色気をふりまいていて驚きました。これは御柳ファンのお姉さま方へのサービスなのでしょうか信也先生。御柳ファンでもない私までが思わずドッキリしてしまいました。ところでむわーとしてるのはやっぱり白春の飲み物ですかねアレは。そのせいでイラついてんならとりあえず席移動しなよ御柳……。そして更にどうでもいいですが、兄御田応援部の女の子で、かつて虎鉄先輩が「合コンの時には一番アレな娘をヨイショしとけ」と宣った時にバックで出ていた女の子ではないですか?「タマちゃんそっくりで可愛いね」とか無茶な褒め言葉をかけられていたあの子です。なんか胸のロゴが「ANOTA」になってますが。そしてその子の隣で足をあげてるのはスト2のキャミィかと思いきや胸のあたりの模様は何気に春麗で、もう無茶苦茶ですな。
さてさて十二支の話に戻りまして。屑桐に「武軍の塔」と称された大和さんの投球ですが、やはり猪里先輩も圧倒されて思わず振り損ねてしまったご様子です。ていうかやっぱり怖いよ大和さん!!
夜道とかで会ったらもれなくビビるよ。下手したら都市伝説とかになりそうだよ。とりあえずそんな都市伝説を一発考えてみました。
[埼玉県Mさん(24)の体験談]
こないだ、仕事の帰りに、ある高校の裏を通ったんです。8時頃だったかな。
その高校っていうのが、ちょっと特殊な学校で軍事訓練みたいなのもやってるらしくて、授業の演習中に事故で死んだりした生徒もいるみたいなんです。で、ありがちな話でなんですが、夜中に下半身がない男の子が追いかけてくるとか白く光る女の子が教室に浮かんでるとか、そんな噂話があるんですよね。
そんな学校の裏ってことで、かなりびくびくしながら歩いてたんですよね。怖がりなもんで。怖さを紛らわそうとして、携帯でメールチェックしながら歩いてたくらい。
そしたらね、グラウンドに通じてる門のすぐ近くにあるジュースの自販機に、人影があるのが見えたんですね。ジュースを取りだそうとしてるらしくて、しゃがんでたんですよ。
人がいるってことで安心するべきなんでしょうけど、状況が状況だけに、余計怖くて。よくあるでしょ、そういう怪談。夜中に自販機の前に立ってる人が、首だけぐるんと回ってこっちを見たとか……。幽霊でなくても変質者かもしれないし、怖いなあなんて思いながら様子を伺いつつ歩いてたら、その人急に立ち上がったんです。それだけでもけっこうびっくりするのに、その人がまたものすごく背が高くて。ていうか異様な程でした。2メートルは優に超えてそうな。しかも服装も、どこかの民族衣装みたいな、ワンショルダーの斑模様の服で、首輪とか腕輪してて。ひええって感じで一瞬固まったんですが、その時その人もこっちを向いて、目が合ったんです。その目がまた異様で。かっと見開いてて、どこ見てるのか判らない感じなんです。霊感のない私も流石に「これはヤバイ!!
この世の人じゃない!!」って思って、慌てて走って逃げました。そしたら追いかけてくるんですよ!!しかも速いんです!!悲鳴もあげられずにひたすら走って、思わず後ろを振り向いたらニッて笑って……もうホント、失神しそうでした。
それでもなんとかアパートまでたどり着いて、もうお風呂も入らずにビール一気に飲んで布団を頭からかぶって寝ちゃいました。でも朝、もっと怖いことがあったんです。アパートのドアの前に、私の携帯が置いてあったんです。なんで!?
どうして!?って思いました。おまけに表面に、何かでひっかいたような跡がついてて……もうホント怖くなって、すぐ携帯取り換えました。番号も。それ以来、特に変なことも起きてないですが。
みなさんも、埼玉県のB高校の近くを通る時は気をつけて下さい。不気味な大男に追いかけられるかも……。
すいません意外と長くなってしまいました。しかも大して面白くない……すいませんホント。
まあとりあえず、こんなこともありそうだよねと。ちなみにMさんの体験談の真相は、大和さんに驚いたMさんは思わず携帯を取り落とし、しかもそれに気付かぬままダッシュで逃げた為、携帯を拾った大和さんが慌てて追いかけたというものです。一応安心させようとして微笑みかけたりしたみたいですが、完全に逆効果だったようです。しかもアパート前まで頑張って追いかけたのに、呼び鈴鳴らしても出てこないので、あきらめて携帯を置いて帰ったらしいです。落とした時についた携帯の傷も、疑心暗鬼の目では恐怖を煽るものにしかならず、Mさんは無駄な手数料を払って携帯を交換したみたいですね。
……なんでこういう話はすぐ思いつくのかなぁ、私……。なんか悔しいからこのネタどっかで使おうかなあ。
2003年7月9日
ジャンプ32号購入。
ついに地区大会と相成ったミスフルですが、ここ2ヶ月ほどやたらと展開が早くて心の準備が追いつきません。いろいろと都合があるのは判りますが、せっかくあちらこちらに伏線を張りまくったのですからもう少しじっくり話を進めてもいいのではないでしょうかと提言したい今日この頃です。
展開の早さに驚いたのはストーリーだけでなく子津と黒豹さんの関係でしょうか。なんだよアンタらいつの間に仲良くなってんの?と首が傾いでしまいました。恐らく、二人が行動を共にするようになるまでには秘密特訓があったり悩み事を打ち明けあったりといろいろな出来事があったのでしょうが、子津のピッチャーとしての成長を隠すためにかそれらは全て闇の中となっているようです。子津くんは隠れて努力する人だからね、燕を披露する段階に来るまでは特訓については伏せておきたいのでしょうね。などとしたり顔で解説してみましたがホントにこれであってますか、信也先生。それにしても疑問なのは、普通は野球の応援なら野球部員でつるんで行動しそうなものだと思うのですが、もう子津は野球部員とは行動したくないのでしょうか。監督から特別メニューを言い渡されて以来、他メンバーと行動しなくなってしまったのでしょうか。子津っちゅも無駄に気を遣うタイプだし、実は団体行動苦手だったりするのかな。いや。合宿での封鎖野球で降板直前に子津っちゅが見ていた幻覚を考慮に入れると、実は子津は一年レギュラー陣以外とはつきあいたくないとか思ってたりするんだろうか。……なんか怖いこと考えてしまった気がする。
なんてことを考えてちょっと体感温度が下がったところで選手入場です。御門様のキリリとしたお顔は、それはもう雪を冠したアルプスの山々のごとく威厳と美しさを兼ね備えて見る者を圧倒しその爽やかさは山間を流れる雪解け水のように清涼な(以下略)とにかくまあ簡単に言っちゃうとかっこいいです。でも心なしか目が据わってます、大丈夫ですかキャプテン。隣の鹿目先輩がものすごくまともな人に見えてしまいますよ。いやまあ、鹿目先輩もしゃべりさえしなければ普通の人っぽく見える(外見はともかくとして)のかもしれないですが。そうだよな、ただ歩いてるだけなのに顔に斜線入ってニヤニヤしてたら相当ヤバい人だよな。すまん、鹿目先輩。
そんなことはともかくとして、入場時に婦女子の声援を受ける十二支の皆様。それぞれの反応が性格を表しているのに笑いましたが、相変わらず葵ちゃんは可愛く描かれすぎてて再び首が傾いでしまいました。個人的にはですね、入部テストで三球同時キャッチ後に球をお手玉しつつちょっと頬を赤らめていた、あのくらいが一番ストライクだったのですよ信也先生。判っていただけますか?やはり最近の葵ちゃんのような、あからさまな愛らしさの方が人気があるのでしょうか?……こんなとこで管巻いててもしょうがないですが、とりあえずこのページはマンダラの感想というよりむしろマンダラの情熱の吐け口なので遠慮なく吐き出させていただきます。読んじゃった皆様には大変申し訳ないですが。
ところでふと疑問に思ったのですが、高校野球って公式試合ではやっぱ背番号とかつけてないといかんのじゃなかったでしたっけ、よく知らないけど。もう髪型とかアクセサリとかは見なかったことにするとしてもですね、流石に上着を着てないのはまずかろうと思うのですが無問題ですか?
……というような疑問をはるか彼方にぶっとばす武軍装戦高校の登場で度肝を抜かれました。
ロイちんじゃねえんだよ!!というまたも説明が必要そうなツッコミはとりあえず置いとくとして(まあ簡単に説明しちゃうとジャス学でロイというキャラがヘリで下校するというエピソードがあるんですよ)、この学校が私立なのかどうかは知りませんが、とりあえず金持ってる学校だなと。もしこれで公立校だとしたら、埼玉県在住の納税者の皆様は一度県知事および教育委員会に文句言っといた方がいいと思います。確かものすっげえ金かかるんですよ、輸送機動かすのって。しかもパラシュート降下ってこういう場合意味ないよな。着地した後でパラシュートたたむのも時間かかるし、素直にヘリでそのまま降りた方が早いのではないかと。ちなみにどうでもいいプチ知識:パラシュートで森などに降下する場合、木の枝で股裂きになってしまうのを防ぐために足はしっかり閉じておこうね!!(すいません昔オリジナルでミリタリーギャグ漫画描いてたもんでこの手の話になると俄然はりきってしまうんです)
ところでこのシーンを見てゲラゲラ笑っていたマンダラなのですが、笛で集合かけてたり比乃っちが「カッコイイ~!!」と喜んでたり子津っちゅが「さすがに統率はとれているみたいっすね」と真剣に分析しているのもギャグと思っていいんでしょうか、というか既にそこも含めて爆笑してしまった訳なのですが。そして何よりびっくりしたのが、前回登場した時は学校の制服だと思っていたあの服装が、実はユニフォームだったということでしょうか。ていうかもう制服とかユニフォームとかの区別はないのかもしれませんね、あの学校は。とにかく全てにおいて動きやすい服ということであの服が支給されているのでしょう……と無理矢理自分を納得させてみましたが、ボルトみたいな飾りだとか外に出たら0.5秒で警官に職質されそうな弾丸の帯だとかが気になって仕方ありません。大体あの迷彩もどういうパターンなのでしょうか、ちゃんと都市型迷彩になってたりしたらある意味面白すぎです。
そんな混乱の中、武軍装戦にアクを抜かれてしまったのか、屑桐があまりにも普通に宣誓を行なって開会式は終了してしまいました。それでいいのか埼玉高校野球。そんな読者をおいてけぼりにしたまま十二支の一回戦が始まるのですが、信也先生ったら何をトチ狂ったのかイキナリ「決戦の日」とか書いちゃっててびっくりです。決戦とか書かれちゃうと、華武とぶつかるのかと思っちゃうじゃないですか……紛らわしい表現は控えていただきたい。そしてまたも黒豹さんと仲良く観戦している子津っちゅの不安の裏で、何やら武軍装戦の作戦が密かに進行中の模様。観覧席に何やら工作員を配置してますが、このいかにも武軍装戦関係者であることを明示してしまっている帽子をかぶった連中に一体なにをやらせるおつもりか監督。まさか古典的にキャッチャーのサインを解析するとかじゃないですよね。ていうかアナタ監督であってますよね、そこの葉巻くわえてるアナタですよ。それにしてもいろいろと設備投資が潤沢な学校だなあ、この軍縮の御時世にすごいっす。自衛隊の方に少し寄付してやって下さいよ、予算分配でいろいろ苦労してるらしいですからあの人達も。
さていよいよ大会開始。今回初めて獅子川先輩のプレイを見れそうでとても楽しみです。苛々するのはしょうがないけど、獅子川先輩を見ていろいろ学ぶといいよ猿野。
来週はまたお休みということで残念ですが、次回からまた楽しみです。一体どんな作戦なんだ、「大戦略野球」。早く見たいっす。