語り
2003年9月
2003年9月26日
ジャンプ43号購入。
突き上がった青い稲妻の滞空時間中、両陣営に喜びや悲しみを交互にもたらしてましたね。ホームランかと思われた間は十二支が大喜びし、ライトフライと判明した時は武軍が大喜び。気持ちいいくらいの感情の移行です。観客の皆様の反応を鑑み、「気持たせ打球」と謹んで命名させていただきます。命名した本人も明日には忘れてそうな気がしますが。ちなみにA氏がSMAPの「青いイナズマ」を歌ってバカ笑いしてましたが、私は先週の時点で口ずさんでいたということはここだけの話にしておきたいと思います。
それにしても武蔵さん……アンタやっぱり顔怖すぎるよ……ヌハハってアナタ。そんな顔してたら球も逃げていきそうですよ。大和さんとか武蔵さんの幼い頃の写真とか、すっげー見てみたいです。ご家族の方々との団欒の様子とかが超気になります。私服姿も見てみたい。なんだこの気持ち……恋か!?恋なのか!?いや違うな、単なる好奇心だな。
武蔵さんのヌハハに反して余裕綽々の虎鉄先輩。「誰がホームラン狙うっつったYo」と背中で語っておられます。猪里先輩も「アレは絶対 狙ってやっとうけん」と保証してますが、冷静に考えたら「どうせ狙うならホームランにしとけよ!!」と思いますがいかがですか。比乃、君の感想は正しいと思う。
そして「落ちろイナズマ!!!」とカッコよく球に命ずる虎鉄先輩に従い、イナズマのごとき球道で落下する打球。自由落下とは思えません。しかも、「そのままグラウンドへ突き刺され」という命令にまで忠実に従います。すげぇな先輩、球に餌付けでもして懐かせたんですか。すごい曲芸ですね。ていうか球って餌食うのかよ、落ち着けマンダラ。
落ち着けと言えば虎鉄先輩。余程「非力」と言われたのが悔しかったのか、妙高くんに「これでもオレが一番非力くんって言うのKaい?」と勝ち誇ります。虎鉄先輩!!妙高くんは「クリーンナップ中で一番非力」って言っただけですよ!!十二支で一番非力って言われた訳じゃないんだから、そんなムキにならなくてもいいじゃないすか!!それともアナタ、誰が一番非力だったら納得できるんですか……「オレはこいつにだけはパワー負けしてねえZe」って相手がいるんですか。そして妙高くんも落ち着いて下さい。「あ…ありえない…どうデータ入力したらいいんだ」って、もうデータ入力しなくていいよあんな現象……ありえないんだから。しかもホントにデータ入力のしようもない気もするしな……。
そんなワタワタムードに乗じて解説役を買って出た猪里先輩ですが、これまた摩訶不思議な解説です。新しい構えが縮めたバネのような状態だというのは理解できますが、バットで地面の土を巻き上げてボールに土や傷をつけ、その土や傷により落下時の空気抵抗が生まれて不規則に曲がりながら落下する…………って誰がそんなの信じると思ってんだYO!!!!大体、自由落下の軌道まで左右するほどの土や傷なら、打ちあがる軌道にも影響が出そうじゃないですか。そこは虎鉄先輩のパワーにより相殺されちゃうんですか、どうなんですかその辺。なんかもうこの解説に怒るとか呆れるとかよりむしろ悲しくなってきました。大丈夫ですか信也先生……。
それにしても思ったのですが、イナズマってのはやはり青と決まってるんですな。マンダラがいた高校でも、野球応援歌に「青いイナズマ」ってのがありましたよ。多分、どこの学校にもあるんだろうけど。「あおーいイナ―ズマー♪かっとばせー○○!!」ってやつ。ロッテオリオンズ(古い……)の応援歌にも同じフレーズのものがあった気がするので、野球応援歌としてかなりポピュラーなのかもしれません。もちろんその当時はSMAPの「青いイナズマ」は出てませんので、全く違う曲です。あしからず。
それにしても「怒れる虎」っていつの間についた名前ですか。「流石は」って言うからには今までもそう呼ばれていたと判断すべきかと思うのですが、でもそんな呼び名があったなんてたった今まで知りませんでしたよ私。しかも「怒れる」って、虎鉄先輩からは程遠いイメージですがどうですか。蛇神様が六道眼を発動してカッコよくヒットを繰り出した時も「仏陀様」とか呼ばれてましたが、蛇神様が本当に仏教徒なら「不敬也!!」とか言って怒りそうだと思うのですがどうでしょうか。仏教はちっとも詳しくないのでなんとも言えませんが。しかしそういう命名が許されるなら、そのうち「吼える獅子」とか「黄金の猛牛」とか「臥竜」とかいう呼び名が出てくるかもしれないってことですか。ちなみに最後のは諸葛亮孔明の渾名だ、すげえな辰っつぁん。そんなこと考えてる間にスタンドの十二支校生徒がみんな大和さんの投球時の顔に!!……怖い。めっちゃ怖いよママン!!夢に出そうです。ていうか虎鉄先輩の夢に出てくることはもう確定だな。後姿が可愛い女の子にナンパしようと声かけたら、振り返った顔が大和さん。ビビって後ずさってぶつかった相手も大和顔。走って逃げる間、すれ違う人全てが大和顔。十二支野球部員たちが歩いてるのが遠くに見えて、「助けてくれYo!!」とすがったら、全員髪型はそのままで顔だけ大和さんになってた……というようなありがちな夢ネタが0.5秒で思い浮かぶ訳ですがどうですかしかし大和さんの顔の中身だけ普通にすると、福耳がやけに目立ちますね……ていうか福耳だったんだなあ大和さん……。縁起がいいはずの福耳も、あの顔にくっつくとちっとも縁起よさそうじゃなくなりますね。なんか縁起の悪い置物みたいですよ大和さん。悪霊の彫像とかでありそうですよね、ああいう顔。南洋の島あたり。
たった1コマの大和さんのギャグに対しそんな失礼な感想を抱いている間に武軍の皆様が不気味な打ち合わせを。「焦土作戦」ってなんですかそれ……。ちなみに監督がおっしゃっていた「文字通り殲滅戦だ…」というセリフも気になりましたので「殲滅」の意味を再確認しようと思い、gooの辞書でひいてみました。「皆殺しにしてほろぼすこと。残らず滅ぼすこと。」…………物騒すぎます監督。しかも編集によるアオリで「不気味な笑み…!!!」とありますが、笑ってんだかどうなんだかイマイチ判りません監督!!ところで十二支の部員ピンナップ、どこから入手したんですか……。一応カメラ目線ではないところを考慮すると、超望遠とかで隠し撮りでしょうかね。相変わらず無駄に設備が潤沢な学校です。部員の顔を事前に記憶することが野球の試合において何の役に立つのかを是非お聞かせ願いたい。どういう風に役に立つのかは次回で明かされるのでしょうか。
2003年9月15日
ジャンプ42号購入。
前号からカッコよさ大爆発な虎鉄先輩ですが、余裕のはずのヒットが球威につまらされてファール止まりに。なんだかイキナリ手に汗握る展開で、もうドキドキです。
妙高くんのいらん御意見っていうか余裕の証の解説によりプライドをいたく傷つけられた虎鉄先輩、一旦タイムをとってベンチに戻ります。それにしても、戻った先輩に対する比乃っちのツッコミがすごいです。「どうしたの虎鉄先輩!?泣きに来たの?」…いくらなんでもそりゃあんまりだろ比乃よ。ホントに泣きに来たら気の毒すぎるだろ…イヤそういう問題でもないとは思いますが。
それにしてもあれですな、ワタクシ虎鉄先輩カナリ好きかも。今までも好きだったけど、自分で思ってた以上に好きだったかもしれないと自覚しました。態度は軟派だけど、やるべきことはやっているという自負に基づいた確固たる自信とか、相手の実力をきちんと評価しようという姿勢とかが、見た目や物腰よりもずっと地に足のついた性格が伺えて好感度高めではあったんですよね。んで今回、責任感が強いという一面
も判ってますます好感度アップ。プライドはあっても慢心しないというところは人としてものすごく好きなタイプでございます。向上心のある人はたくさんいるけど、自分の実力を客観的に評価してそれに見合ったプライドを持つってことはなかなかできないことだなーと。どうしても自信過剰になっちゃうか卑下し過ぎになっちゃうかしちゃって、実力とプライドのバランスをとるのが難しいですよ。なんかマジ話になっちゃって恥ずかしいなあ…でも虎鉄先輩について誰かに語りたかったの、許して…。恥ずかしいついでにもっと語らせていただくと、猪里先輩という親友がいるあたりもなんかツボなんですよね。猪里先輩ののんびり実直なテンポといいコンビで、なんかこーうまいこと支え合ってる雰囲気がいい感じです。いいですね、親友。そして猿野とのコンビもいい感じです。特に今回の「しっかり先輩様の応援していやがれYO」といなすところとかね、なんかこうぐっときました。どこらへんのツボが押されたのかは自分でもよく判りませんが、とにかくぐっときました。素敵、虎鉄先輩。
それにしても、虎鉄先輩のあの新しい構えを見た時には「うおおカッコいー!!」と悶えたマンダラでしたが、ラストの「HA~~~~!!突き上がれ!!!」は正直心配になりました。虎鉄先輩…アンタやっぱりなんかクスリやってんじゃないんですか…。最初にDUVS見た時も思いましたけど、なんか目がイッちゃってて恐いっす。どこ見てんの先輩。三秒後じゃないだろうとは思いますが。とりあえずあれですかね、打つ直前に極度の緊張状態に自分を追い込むことで火事場のバカ力を引き出し云々、とかそういう感じなんですかね信也先生。勝手に解説してみたけど自分でも納得できてないので誰一人納得しないだろうなと思うマンダラでありました。
それにしても虎鉄先輩の青い稲妻、来週あっさり凡フライでアウトになったらどうしよう。ある意味思い切り良すぎて漢らしいと言えそうですが。
2003年9月8日
ジャンプ41号購入。
なんかしばらくぶりに感想を書こうと前回の感想文を読んでみたら、原稿やったりPCが壊れてたりした間にものすごいイキオイで話が流れていた感じがします…。とりあえずシシカバ先輩には「そのプレイスタイルはどーなんだYO!!」とツッコミたいような惚れるような、そんな複雑な乙女心回路が起動しました。でもああいうタイプの選手はまだ出てなかったですよね、なんだかとても新鮮でした。そして獅子川先輩がここに至るまで使われなかった理由がなんとなく判りました。本番試合でないとあの勝利への執念は十分活かされないもんなあ。
そして妙高のあの謎のスカウターだとか分析用外部記憶装置だとかは公式試合で使用可能な訳ないですよねとか三象先輩の両手ミットはアリなんですかとか高野連に質問してみたい項目が増えていく一方の毎日でとても不安です、いろいろ…。ホントに心配ですよ、この不安さを信也先生にも届けたいですがこれ以上信也先生の心配事を増やすのもなんなので胸にしまっておこうと思います。ナイナイしちゃえー。なーいない。
そんでまあ今週号のミスフルですが、前半は久々のギャグでなんだか心が和みました。相変わらず猿野が酷い目に遭ってますが、それもいつものパターンですね。見馴れた光景です。虎鉄先輩が「突っ込みの加勢頼むZe」と皆に依頼した時の猪里先輩の笑顔の微妙さが気になりますが。先輩、眉間にシワ寄ってない?印刷のせいかしら。笑いながらも微妙にイヤそうに見えるのは私だけでしょうか。皆様の御意見もお聞かせいただけると嬉しいです。
一通りのギャグがすんだところで唐突にシリアスな展開に突入するのもいつものことですが、今回は久々にキリッとした葵ちゃんが大きく描かれていて嬉しいです。ってな話は置いといて、子津あるところに檜ちゃんあり、といった感になりつつある檜ちゃんですが、今回もうなと猫神様代理を連れて子津&一銭さんの前に御登場。一銭さん、見た目通りの軟派さを発揮して檜ちゃんにアイスをプレゼントしつつ自己紹介。子津っちゅとの初対面とはエライ違いですな一銭さん。子津っちゅにちゃんと自己紹介したのって何回対面した後よアナタ。しかも「以後ごひいきに~」とか「初回キャンペーンや」って一体何をだ、と普通は思うだろうと思われるのだがいかがなものか…端から見たら、単にクーラーボックス足下に置いてる兄ちゃんだもんよ一銭さん。そんな重箱の隅をつつくようなツッコミを胸の内に抱えつつ、うながそこここにふりまく可愛さアピールにちょっとした殺意を覚えつつ、毎度恒例の子津忠之介の今日の運勢に笑ってしまいました。なんなんだ檜ちゃん、子津っちゅが好きなのか?それともキライなのか?あるいはからかって楽しんでるだけなのか?
それにしてもフト思ったのですが、檜ちゃんの占いって実は占いでもなんでもなくて単なる予想だったらすげえなあ。檜ちゃんが占いだと言いながら宣託するからみんなは素直に信じてるけど、実は状況を冷静に分析した結果の予想を占いのフリして宣託してたらどうだろう、と今回の檜ちゃんの試合占いを見て思った次第です。でも、占いってのはそういうもんだという話はありますよね。依頼者の情報をうまく引き出し、それを元に最も適切な予想を言い当てるという技術が必要なんだそうで。もちろんそれだけじゃダメなんだろうとは思いますが、とにかくそういう話をよく聞きます。
そして我らが葵ちゃんが三振(ていうかまたバットを振ってもいないように見えるのですが気のせいでしょうか)し、檜ちゃんがミスフル始まって以来一番不吉な予言を。
「大事なものを二つも失ってしまうと出てる…かも…」
やなこと言いますね檜ちゃん………。おばちゃんガッカリしたよ……。もしかして鹿目先輩とか獅子川先輩がダメになっちゃうとかそんな話じゃないでしょうなあ。なんかポジションがダブってる人たちの行く末が心配になって参りました。
しかしそんな心配も、さりげなくガックリしながらベンチに戻る葵ちゃんを見て消し飛んでしまいましたが。薄情ですいません。
そして今回はもう、虎鉄先輩のカッコよさ炸裂ですね。華武戦でも雪辱を晴らせるか、虎鉄先輩。データマン妙高の余裕の微笑みを見るとどうやら虎鉄先輩についても分析済みらしいところが気になりますが、どうなる次号。なんかまた面白くなってきました。