語り
2003年12月
2003年12月8日
ジャンプ02号購入。
獅子川先輩の眼鏡戦法がどんなものなのだろうかとわくわくしていたのですが、簡易悪球製造器としてご使用ということでなんだかちょっと肩透かしな気分です。なんていうかな、先生ね、獅子川くんはもっとできる子だと思うのよ。そんな小さい器の子じゃないと思うの。もっとはっちゃけてほしいな。先生、期待してるからね。などと小学校の担任先生チックに呟いてみました。でも冷静に考えて、それくらいしか使い道ないよね……眼鏡……。私はあの星形眼鏡に一体何を期待していたのか……。とりあえず別紅さんのフェイバリットらしいですが、別紅さんが身につけているところを拝見したいと切に願います。というかちょっと描いてみました。
案外普通でした。……つまらん。わしの話はつまらん。
今回は獅子川先輩も明神たちも結構緊迫した話となっていて見どころも多いにも関わらず、私の心を一番つかんでしまったのは一宮先輩でした。獅子川先輩の眼鏡騒動でベンチも大荒れの中、「大方頭ごと荒野の砂塵にでもヤラれたんだろ」と切捨御免なセリフを吐く一宮先輩。目が殺る気マンマンです。手が届く場所に獅子川先輩がいたら素手で撲殺、むしろ視線で殺すという勢いを感じます。マンダラが昔勤めていた職場に、物腰はジェントルマンで腹の中が真っ黒な青年がいたのですが、その彼が、ものすごく嫌いな上司について述べたコメントを思い出します。彼は笑顔で言っていました。「『お前が生きていられるのはな、日本の法律が殺人を犯罪としているからだよ。日本の法律に感謝しろ』……っていつか言ってやりたいです」そんなセリフが自然と思い起こされるような目つきですよ、一宮先輩。しかし腹が立つのも無理はないかと。牛尾先輩たち同様、従来の十二支野球部体制では実力があっても試合に出られないままでずーっと頑張ってきて、今年ようやくレギュラーになれるというところでイキナリ一年生にレギュラーの座を奪われ、それでも頑張ろう、あの監督なら結果さえ出せばまたレギュラーに入れるだろうと前向きに考えていたところに、新監督就任前から欠席していて実力を見せることも何もしてない獅子川が、戻ってくるなりレギュラー入りではムカつくのも当然だと思います。しかもレギュラーに入ってる割には大した活躍もせず、猿野と一緒にふざけ回ってばかりなくせに牛尾先輩のトレーニング設備まで貸してもらって特訓では、独力で真面目に頑張ろうという気も失せてしまうかもしれません。なんだよこの待遇の差は!!
と暴れてもいいくらいだと思います。可哀想に、一宮先輩。でも私は可哀想な人が大好きなので、ここ何話かで一宮先輩の好感度がぐんとアップしました。音もしましたよ。ピンピロリロリン♪
2003年12月3日
ジャンプ01号購入。
すいませんここんとこ感想を書いては消し書いては消しを続けていたらあっという間に二週間経っちゃって、なんかもうダメダメだったのでさっくりと飛ばすことに致しました……最初からそうすればよかった……(泣)。
んで、今週のミスフルですが。
やっと出た武軍の切り札「絶対防衛」にようやく気づいた十二支、しかし対抗策を練ろうにも9回となった今からではどうしようもない……というなかなかにスリリングな展開です。んじゃもうアレだ、全員ホームランを打っときゃいいじゃん1人打てれば勝てるんだしさ、などと大ざっぱというか投げやりというか豪快というか、てな感じの作戦を提唱したかったですが今の十二支にそんなこと言ったらさすがに全員にボコされるような気がします。猿野のせいでみんな妙にツッコミが暴力的になってますしね。猿野なら耐えられても、一般人の私では多分良くて入院3ヶ月、悪くて死亡になりそうです。そんな暴力的な奴らが、最後の攻撃チャンスが無駄になりそうな焦りや武軍の度重なる反則行為にキレて更に過激に。「とっ捕まえて吐かせてやろうぜ」とか言っちゃってますけど試合中に一体どうしようというんだね君は。若者の怒りを抑えようと監督も必死です。大変だな、監督。そんな折、ベンチのメンバーが協力して武軍の分析システムを妨害するというなんと熱さと若さあふれる作戦が提唱され、「もうホームランでも打っとけよ、とりあえず」とか言ってた自分がなんだかすごく薄汚い人間に思えてイヤになりました。いやまあ、結構そのまんまですけど。どーせ薄汚いよ、悪いか!!キレイなままで世の中渡っていけるかコノヤロー!!……とひとしきり一人ギレした後でページをめくってみると、なんか獅子川先輩がものすごく見覚えのあるグラサンをかけてらっしゃる……!?
先輩先輩、もしかしてそれ葵ちゃんのグラサンでは……と思ったらやっぱり葵ちゃんのだー!!!!
グラサンとられた葵ちゃんの落ち込みようを見ていたら、なんだか無性に獅子川先輩に腹が立ってきたんですが一発くらい殴ってもいいですか。ていうか殴らせろオルァ!!
……と思いましたが、獅子川先輩にグラサンをむしり取られている葵ちゃんを想像したらなんか異様に萌えたので、むしろここはグッジョブではないかと思えてきました。先輩、グッジョブです!!
……アホなんで言うことがころころ変わりやすいです、すいません。
それにしても、何か作戦があって眼鏡が必要らしい獅子川先輩ですが、なかなか思うような眼鏡がなくてお困りの御様子(個人的には、一宮先輩の眼鏡は多分ジャストフィットなんではないかと思うのですが。いや、なんていうのかな、むしり取られる役柄が似合うっていうか。嫌がってるのに強引に眼鏡をむしり取られた揚げ句、獅子川の出塁と引き換えに破損されてしまい、「どうせ俺はいつもこんな役回りさ」と片頬で笑う一宮。そんな彼に泣きながら怒るマネージャーのマユミ。「何やさぐれてんのよ、バカ!!一宮のおかげで出塁できたのよ!?もっと胸張りなさいよ!!後ろ向きな一宮なんか、見たくないよ!!」「そうだよな、ごめんな。でも俺、だめだよ……今更前向きになんてなれないよ。ごめんな。ごめんな。ダメな奴なんだ、俺」と泣き笑い)。そんな獅子川先輩の救世主として別紅さんが颯爽と御登場。ここで別紅さんを持ってくるとは……!!不意打ち。まさに不意打ちです。夜中に家の近所でひったくりに遭った時と同じくらいびっくりでした(そんなもんと比べるのはいかがなものか)。別紅さんアンタいつもいつも30個以上もの眼鏡を持ち歩いてんのかとか今は試合はないんですかとか何で獅子川先輩が眼鏡探してることに気づいたんですかとかそんなことに気づくくらいなら武軍の絶対防衛を妨害しよう大作戦にも気づいてるんだろうからそっちに協力してよとか、いろいろ言いたいことはあるんですがここは黙っておこうと思います。思えばミスフルを読むごとに毎度毎度「これは黙っておこうね」的なことが出てくるような気がします。そしてそれらが私の胸のうちにたまっていって腐乱……じゃなくて発酵し、同人誌となって世に放たれてしまう訳ですね。なるほどなるほど。どーでもいいですが、別紅さんの持ってる眼鏡にパピヨン型がないのが悔やまれます。やはりお師匠様に絡むのは気が引けますか、信也先生。むしろ弟子としてはパピヨン型を登場させておくべきだったのではないかと思うのですが……!!
それにしても星形眼鏡を一体どう使うおつもりなのでしょうか。「先輩、海兵隊は米軍だよ」というツッコミと共に、来週を楽しみにしようと思います。